はじめに
                      竹田美紀子

 2006年8月愛知県刈谷市で行われる入門講座にあわせてこの授業ノートを作りました。これからこの授業を行う人に少しでもお役に立てれば幸いです。

 私はこの授業書を小学校でも中学校でも行ってきました。小学校では4年生で行うことが多く、中学校では1年生で行うことが多かったと思います。いずれも教科書に「三態」を扱うような単元があるため、そこと関連付けて行いました。しかし、今年度は6年生でこの授業書を行いました。子供たちに伝えたい基本的なことの1つだと思ったからです。
 しかし、どの学年で行っても予想分布はほとんど変わるところはありませんでした。この授業書のねらいは、この授業ノートの1ページから5ページに板倉先生の書かれた文章を書き写して書きましたので読んでいただきたいと思いますが、そこには「水についての三態をやってもそれは簡単に広がるわけではない」ということが書かれています。いろいろな学年における予想分布がほとんど変わらないことはそれを見事に表していると言っていいでしょう。だからこそやりがいがあり、授業書の中でたくさんの感動を味わうことができます。
 <もしも原子が見えたなら>がやってあるクラスであれば、分子模型をどんどん使って授業すると、原子分子のイメージがぐんと広がります。やってないクラスであれば、原子論の入り口としてとても有効です。どちらのクラスでも、ぜひお勧めです。たのしい授業を展開してください。
                   2006年8月8日


も く じ

はじめに

授業書のねらい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1

実験道具のことなど・・・・・・・・・・・・・・・・・6

固体・液体・気体について・・・・・・・・・・・・・・8


授業ノート・・・・・11


理科年表・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・94
融点・沸点のグラフ・・・・・・・・・・・・・・・95

あとがきにかえてー参考文献などー・・・・・97