仮説とともに

も く じ

まえがき                    ………………竹田美紀子

 

 

「総合的学習と仮説実験授業」      2001.4.29

三重・仮説実験授業入門講座         

鳥羽・戸田家           板倉聖宣(原田研一・編集)……1  

しかし,こちらの教科の教育は今完全に挫折しているのです。ですから,総合の教育に移るという文部省の政策転換は,「やっぱりこどもの教育を大切にしたいのだ」という点で私は評価していいと思っています。

 

授業プラン『お伊勢さん』の構想      2001.4.28

三重・仮説実験授業入門講座ナイター

鳥羽・戸田家   住本健次・板倉聖宣・その他(原田研一・編集)……    

。私は構想で終わることが多いので,「今度も構想だけになってしまうかなあ」と思っていたのですが,板倉先生も,「まあ紹介してみて,“ああでもない,こうでもない”と論議をすれば考えがまとまるのかもしれないな」と言われましたので,板倉先生にも少し話をしてもらおうと思います。

 

仮説実験授業と総合の授業      2001.4.14

SAYAKAホール 

大阪・狭山市              渡辺慶二(居川篤司・編集)……

「あっこれは大変だ。こんな抽象的なことを言われたら・・」と思ったとたんに「これはたいしたことない。こんなことであたふたしたり。左右されたりする問題だから、先生はそんなこと心配しなくていいですよ」と言えると思いました。

 

 

★「授業書と子どもたちの<やる気>」   2000,11.18

   高槻市・城南中学校         西川浩二講演(東垣淳・編集)……9

 だから,まず授業の初めには,<そのことについてやる気がでるようにする>というのが基本なんです。そういうことを考えないで,「主体的な人間の形成を」なんて唱えるのは,だめです。

 

 

★授業運営の手立て(仮説実験授業の教師論) 2001.2.16               

                 西川浩司(今井雅晴・編集)……   

 去年の四條畷の授業でやった授業と高槻でやった授業を自分なりに分析してみて,「手立てらしいもの」がみつかりましたので,そのことについてお話したいと思います。 

 

●神戸女学院大学古庄ゼミ・授業参観/事後研(東垣淳・編集)

「子どもの思いを大切にする」        2001,6.6

   西宮市・深津小学校会議室           東垣淳(兵庫)……

 神戸女学院大学の古庄ゼミの学生13人が,ゼミの演習として奥村充啓さんのクラスで授業参観をしました。・・・小学校の授業を見るのは,自分の小学校以来でしょう。でも,数年ぶりに見た小学校の教室の様子を見て,素朴な感想をいろいろと持ったようです。 

 

●「生活科教育法」を受講して後の

  学生の「予想」論と「選択肢」論   西村寿雄(大阪)……

このようにして,とにかく楽しそうな雰囲気で前期も終わりました。しかし,最低限,予想を立てることの意味や,選択肢の持つ意味,実験の意味などについては意識していてほしいと思いました。そこで,定期テストではそのことについて聞く事を先に予告しておきました。

 

仮説と出会って                 米山 豊(静岡)……

『仮説とともに2』に載っていた品川正さんの「自分の生い立ち(仮説教師になるまで)」という資料に刺激を受けて,自分の考えの変化をたどってみることにしました。それから,ここ数年自分の気持ちの中でいろいろわからないことや悩んでいることがあるので,それらを整理したいという個人的な事情もありました。

 

ことばの授業  No11       浜野純一(兵庫)……

ことばのまちがいは,子どもだけでなく,オトナでもあります。私もあります。ごく最近までカンちがいしていたことばに「丑みつどき」があります。2001年になるまでカンちがいしていました。

 

調べてきました「盂蘭盆」        浜野純一(兵庫)……

兵庫サークルでそれを発表したところ,「盂蘭盆」の方の〈お盆〉と食べ物などをのせてはこぶ〈お盆〉と何か関係があるのではないか? その意味は? どこから来てる? などという質問が出されました。

 

ことばの授業  No12(最終回)   浜野純一(兵庫)……

 今回報告するものは,そういうのではなくて,1時間あるいは数時間でできるもの,ホントにやりかたが一定のものについてです。ほとんどは「作者がどう書いているか」予想をたてて,読んでいくものです。

 

少し生き返りました            板坂裕子(大阪)……

そうです。今年一年間私は、少なくとも表向きは『理科』の授業ができないんです!
新学期が始まってすぐの頃は、「仮説を取られたら、手足をもがれたのと同じだー!

仮説ができない私なんて、何の能力もないのにー!」と、あっちこっちでぼやいて

いたように思います。

 

授業書のおかげです         板坂裕子(大阪)……

 この授業書を始める時には、「教科書をするよりはいいかな」くらいの感じで、この授業が子どもたちに支持されるかどうかは正直言って自信はありませんでした。でも授業をすすめるうちに、子どもたちがこの授業を楽しんでくれているという感じが、じわぁーっと伝わってきました。

 

●岡崎サークルと私 わくわく科学教室と私

  岸由美(愛知)……

 そしてわくわくも10回を迎えようとしていたとき,「そろそろ授業がやりたくなってきたし,誰かわくわくの担当かわってくれないかな?」ということで,岸家にわくわく担当がやってきました。

 

 

●授業プラン<都道府県の海岸線と県境>について 

榎本恭子・飯嶌信夫(三重)……

 この発見は,県境の様子が自分の生活感覚ととてもかけ離れているのではないか,という認識につながりました。おもしろいなあと思いました。こうなると。他の県が気になってしかたありません。

 

●学校の王子様だなんて           中西 康(三重)……

 そしてボクが王子様になれたのは,角砂糖1コのせいでは多分なくて,きっと授業書《ものとその重さ》という力強くて頼りになる「白馬」君がいてくれたからなのでしょう。

 

                                                                                                                     発想法「転んでもシメタ」を親子で知るとき

  中西 康(三重)・・…

 「授業参観では今のボクが直面している話題でもある<ミスした時に>を読もう」と決断したのです。授業の進め方はもうほんとに単純。

 

●あいうえお ひらがな指導が楽しくなる3つのつよーい味方

                          山本和子(三重)・・…

 ひらがなの勉強を楽しくするつよーい味方もあり,楽しく1学期の国語の時間も終えることができました。そのつよーい味方とは,<あいうえおばけだぞ>,<あいうえおうさま>そして<めいず>の3つです。

 

 

●6年1学期理科でやった実験集    寺坂典子(三重)……

 去年も6年の担任をしていたので,いろいろ実験やものづくりをしていたのですが,今年は去年以上に気合を入れて授業をやってきました。(なんせ授業だけが勝負なんですから)

 

●私の1学期(転勤したての日記)    廣瀬育子(三重)……

 できるだけ他の先生と摩擦を起こしたくないと思うと二の足を踏んでしまいます。でも私の場合は余計な心配だったようです。これならもっと早くからとりかかって,あとひとつや二つ授業書をやればよかったなぁと思います。

 

                                                                                                                     「おもりのはたらき」のものづくり大集合 

豊崎淳子(三重)……

 買い物の時も何かないかなと思い,バランス人形を買い集め,本を見るたびこれは「おきあがりこぼし」,これは「やじろべえ」と見つけていくと,けっこう集まるもので,それを資料にまとめてみることにしました。 

 

●子どもに大人気イージーエイト      谷純子(三重)……

 音楽大好き少女たちだけでなく,リコーダー苦手の少年たちにも大うけでした。子ども達を熱狂させた「イージー・エイト」の魅力を探ってみると・・

 

                                                                                                                       あなたにもできる 腹話術講座 

      豊崎淳子・谷純子(三重)……

 さっそく,帰りの会や授業参観のときに,パペットを出し少しやってみました。するとどうでしょう。子どもたちの目の輝きが違うのです。こんなに子どもたちを魅了するとは思いませんでした。

 

                                                                                                                     もしも原子がみえたなら」のスバラシサを再認識しました

                          土岐一仁(三重)……  

 授業をしていて,子どもたちの自然観・世界観が変わる瞬間がわかるということはこれまでなかったのでとても感動しました。と同時に,この授業書のスバラシサ・すごさというものをあらためて感じさせられました。

                     

                                                                                                                       何才からでも始められる仮説実験授業

       安藤広樹(三重)・……

 その昔,学校研修の担当をしていた時には,そんな人がいたら「勝手者,全体のこと,これからの教育のことを考えていない」とただでは済まさなかったことでしょう。人間勝手なものだなあと思います。

 

●数学の時間も楽しく         杉野恭子(三重)……

 一生数学をやっていく人はほんの少しだし,そのほんの少しの人にも数学の楽しさをわかってほしいし,ましてや大半の「何のために数学をするの?」という普通の人のために授業書をしたいと思います。

 

●初めての仮説でスタート        神田さやか(三重)・……

 立ち止まったり,ひきかえしたりの仮説スタート1年目。いくつかの失敗がいつか笑い話になるのかな,まだ書けない授業記録,いつか書けるようになるのかなと思いがら,今仮説実験授業を知り,少しでもやっていることがすごく嬉しいです。

 

●1学期を終えて               伊藤葉子(三重)……

 今は,こうして1学期を振り返ることによって,少し仮説のところに戻れた感じがしてほっとしています。仮説の刺激を求めるのは,楽しく教師生活を送りたい,素敵なものと出会いたいと思う気持ちがあるからでしょうね。

 

●「足はなんぼん?」で輝いた一郎君   山内真美(三重)……

 そんな彼が,断然目を輝かせたのが,「足はなんぼん?」の授業でした。それまでは,なかなか授業に集中できなかった彼が,この時の理科の授業は違いました。

 

●私の1学期            岡ひとみ(三重)・……

 でも,今年は担任ではないので通信をどうしようか?と考えました。最初は書かないことにしたのですが,授業をしてみるとやっぱり書きたくなって書くことにしました。

     

●総合「国際理解」は『世界の国旗』で  小林美佳(三重)……

 今回の取り組みは私にとっては,ホントに楽しくてワクワクするものでした。いろいろ考えるとうれしくてニヤニヤしてしまう毎日で,こんなのが続くなら総合学習もいいなあ・・なんてノーテンキなことを考えてしまいます。

 

 

●こわがりさんの「燃焼」物語     増田友加(三重)……

 うーん同じ授業でも仮説はやっぱり迫力があるし,感動的なんだよなあ,と思いながら帰ってきたのでした。<燃焼>をやれただけでも,6年生担任になってよかったな。これからも楽しみです!!

 

 

 

                                                                                                                       「仮説実験授業をもう一度楽しんで!!」 

    増田友加(三重)……

 どうしたらいいのだろう。今は無理なのだろうか?授業を楽しんでほしい!と思う願いは今の彼女には押しつけにしかならないのだろうか?わも,私にとって,具体的な手だては仮説実験授業しかない。

 

キャンプファイヤーで紙皿回し     小森真理子(三重)……

 クラスの出し物も無事に終わり,残りのダンスや歌もみんなノリノリでその夜はいつまでもにぎやかでした。まあどちらにしても皿回しがいい思い出になったようでよかったなあと思います。

 

                                                                                                                       巨大ポリ袋で作ったドライアイスクリーム&ドライシャーベット大好評!!            小森真理子(三重)……

 もう子供たちは袋の周りでキャーキャー言いながら「先生もっとかけて!うわーめっちゃすずしいー!いいきもちー!」とただでさえおしゃべり大好きな子供たちがもう止まらないというぐらい騒いで暑さも吹っ飛ばしてくれました。

 

●やっぱり授業記録              伊藤穂澄(三重)……

 子どもたちの方は,というとそれほど変化はなく,あいかわらず意見が長くなってくると聞いていない子が多いです。特に理科室でやると大変です。でも,授業通信を読むときは静かに聞いてくれます。

 

                                                                                                                       <ものとその重さ>原子論バージョンでやってみました

 伊藤穂澄(三重)……

 特に掲示物としての原子のぎっしりかいてある絵カードもいっしょにもらってあったので,「これを使ったらよくわかるだろうなあ」と思って始めました。

●こんなに違う!? 愛知と三重     伊藤穂澄(三重)……

 だから,「そんなことないよ〜」という声が聞こえてきそうです。あくまでも私の見た愛知と三重のシリーズです。

●<力と運動>の授業書について    竹田美紀子(愛知)・・…

 ところが,講座を受けて,まず戸惑ってしまったことがありました。それは講座の講師の方(犬塚清和さん・岸広昭さん)は,仮説社で売られている授業書を使っていない・・・ということでした。

●<生物とその集団>を終えて     竹田美紀子(愛知)……

 宮地さんもおっしゃっているように,そもそもこの授業書は大人向きに作られたものです。そして,大人向きなら,このままでもいいのかもしれません。つまり,はじめに書いた「検討したい」と言う言葉は撤回ということになります。

                                                                                                                       滝本さんの「初めての<ばねと力>によせて」

竹田美紀子(愛知)・……

 同じ仮説実験授業をやる仲間だとはいえ,それぞれに思い入れには違うところがあり,こだわるところに違うところがあるもの当たり前といえば当たり前でしょう。でも,この<ばねと力>の授業を通して,思いを同じにする部分が,これまで以上に大きくなった気がするのはとても嬉しいことです。

 

***目次担当者からの一言***

                             伊藤穂澄

夏の大会が終りました。大勢のスタッフとともにしっかり楽しみました。準備会から「大会には資料を出してね」と声をかけていたのですが,今回目次をうってみて,たくさんの資料が出ていたことを改めて実感しました。

そして,これからも,この『仮説とともに』にたくさんのスタッフや,他の仮説と元気に関わっている人の資料が載せられるといいなあと思っています。いろんなことがあった全国大会。それが終っても,仮説実験授業と関わるみんなのパワーがどんどん広がっていくことを願いつつ,これからもよろしくお願いします。

                             2001.8.11