特  集

アフガニスタンに関する4資料

社会における実験概念の成立       2001.10.7

―アフガニスタンの問題を考えるー

社会の科学・集中研究大会 名古屋・ルブラ王山  板倉聖宣(編集 原田研一)

社会の変化と仮説実験授業の役割     2001.10.28

        大阪・四條畷学園小学校            板倉聖宣(編集 原田研一)

アフガニスタンをきっかけに世界史を作り変える。 2001.11.2       

    東京・仮説会館発想法の会          板倉聖宣(編集 原田研一

アメリカ・同時多発テロ事件理解のための問題集(案)と答え
            
アフガニスタンとアメリカ」     2001,10.13  

     中 一夫(東京)

「教育の原理としての『たのしさ』」    2001.10.27

    ―仮説実験授業がめざしてきたものー  

大阪・四條畷学園小学校      板倉聖宣(原田研一・編集)………1

そういう,今まで誰も目をつけていない基礎・基本がたくさんあって,だから教育は非常な可能性を持っているのです。そして仮説実験授業は,「その本当の基礎・基本というのは何か?」ということを見つけることでもあるのです。

「社会の科学に期待すること」      2001.10.8

社会の科学・集中研究大会         

名古屋・ルブラ王山         板倉聖宣(原田研一・編集)……32  

しかも専門家がこれまで言ってきたことの結論そのものがおかしいだけではなくて,私たち自身が研究をすると〈違う結論〉が出せる。しかも,アヤシゲな〈違う結論〉を出すのではなくて,私たちのほうがはるかにいい結論,つまり仮説実験的に言って〈正しい結論〉が出せるのです。

 

「空想は子どもにまかせる」       2001.6.21

  自主研公開授業事後研

  宝塚・末成小学校           西川浩司(東垣淳・編集))……60

子どもがどんな態度で聞いていても,目を輝かせて聞いてくれるような教材を用意するかどうかで,用意できない教室とでは,雲泥の差がでてきます。

 

 

 

『仮説実験授業入門講座』     2001.7.30

  三重・大会入門講座

鳥羽・戸田家             西川浩司(東垣淳・編集)……70  

それでも子どもたちの方は早合点をしたりします。問題文の意味や何を考えればいいか分からなかったりしますから,子どもたちに分かるように実験道具を使いながら,説明をすることがかなり重要なことだと思います。

 

『心地よい刺激と仮説実験授業』     2001.7.30

  三重・大会入門講座

鳥羽・戸田家              西川浩司(東垣淳・編集)……89  

「先生,この授業たのしいよ。またやろうよ」と言ったら,仮説実験授業は大成功だと思わないと。真面目な先生は,「たのしい」と書いてくれていただけでは,すごく不満に思うらしいです。「なんで1行だけなの。ちゃんと書きなさい」(笑)と,そういうことを言ってはいけない。

 

 

「教員に期待すること」          2000,8.10

   鳥取・教員研修センター    鳥取県知事 片山善博講演(河上温知・紹介)……102

 文部省もびっくりしていましたし、ほかの県もびっくりしたのですけれども、びっくりする前に、文部省自身がやっぱり反省しなければいけないのです。何を反省しなければいけないかというと、「現場からいかにずれているか」ということです。

 

「楽しい環境の授業」          2001・4・14

 大阪狭山市・SAYAKAホール   吉村七郎(居川篤司・編集)……

だから資源回収をしていくことにはどういう意味があるかというあたりについても考えていきたい。予想を立てて,自分が主体的に答えを知る。そういうことをやっていきながら環境問題も楽しく学習していきたい。

 

●授業プランと前書き

「大切なあの人に伝えられたら」   喜友名一(沖縄)……

このプランは、国語とか道徳とか、そういう時間に使えるんじゃないかなと勝手に思っています。でもまあ、ちょいとした読み物として、あなたが友だちとかとたのしんでくれたらうれしいです。

 

県立安城養護学校訪問記         伊藤善朗(愛知)……

だから、これまでとは全然別の世界に入り込んだっていう感じはなくて、仮説に夢中だった頃のイメージを重ねながら、むしろ本来自分がいるべき場所にたどり着いたっていう感じさえしています。

 

   初めての<2倍3倍の世界>を終えて  住本健次(福岡)……

以前から,私は「仮説実験授業をすることが,同和教育の真の目的を達成することになる」と主張してきましたが,今回の授業によって,そのことにますます自信をもってきました。

 

調べてきました「三原色」        浜野純一(兵庫)……

まず,ふだんは「三原色」と一括していうことの方が多いのですが,二種類の三原色を混同しないように使い分けないと話がややこしくなるので,区別しておくことにします。一つは〈光の三原色〉で,もう一つは〈物質の三原色〉という名前にしておきましょう。

 

 調べてきました菫外線        浜野純一(兵庫)……

かつては「菫外線」ということばもあったくらい,可視光線のもっとも短い波長の色は「菫」とされていたのに,どうして,それがすたれて,「紫」〜「紫外線」ということばが定着してしまったのでしょうか?

 

知り紙 イメージエクス  認識の科学  高橋道比己(愛知)……

このとき見えるものの色が,じつは,そのものが(太陽などの)明かりの色を1部吸収して出した残りの色なのです。つまり,身のまわりにあって目に見えるほとんどのものは,<特定の色を取り除くフィルター>として働いているのです。

 

 調べてきました「でんぷん反応」    浜野純一(兵庫)……

 スペクトル光の「青紫」は,輸入ものとしても,それなりにムリがない色だと思うのですが,「ヨウ素デンプン反応」では「青紫」に見えたためしがありません。子どものとき,「こんなん,青紫とちがうわ〜」「なんで,ふつうに紫って言えへんの?」とモンクを言った記憶があります。

 

 調べてきました「アルゴン」      浜野純一(兵庫)……

《光と原子》を受けていて,アルゴンの出す光が気に入りました。〈どんな原子でも,特定の刺激を受ければ,決まった光を出す〉そして〈その光は,原子の種類で決まっている〉のですが,アルゴンが出す光は紫だったのです。

 

                                                                                           1周年記念日               安藤広樹(三重)・……

 そところで,個人的なことですが,このサークルに仲間入りをさせてもらったのは,去年の9月のことなので、丁度今回が1周年記念日ということになるのかな。

 

● <光と原子>体験講座に参加して      神田さやか(三重)・……

 今までの授業書体験と違うのはサークルの中でということ,私にとって知っている人たちのなかでは初めてでした。本当に1つの学級のような雰囲気のなかで,私はというと全く意見など言えない自信のない子です。でもそのおかげでいろいろなことがわかりました。

 

● 総合学習のきっかけに         増田友加(三重)……

 ちょうど《日本歴史入門》が終っていて,カレーライスはいつから食べられるようになったか,などの問題に子どもたちはのってくれました。インパクトがあったのは,当時なんの肉を使っていたか,という問題です。

 

● すきまの時間どうしてますか?     増田友加(三重)……

 今年は特に何でも速い子とゆっくり丁寧にやる子との差が激しく,早くやってしまう子が時間をもてあまして廊下に遊びにいってしまったり,・・・・・気になっていました。そこでもう少しサービスをしてみることにしました。

 

● 先生!一緒に取り組んでくれてありがとう!!       増田友加(三重)

 仮説実験授業とお楽しみは練習にかえない。子どもの休み時間などを奪わない。リーダーをつくってその子に責任をおしつけない。全員が無理なくできるようにほどほどの練習をする,これがよかったのかもしれない。

 

● 私のお気に入りのグラフ         伊藤穂澄(三重)……

 まったくシロウトの感覚で選んだ2つのグラフです。食品とレコードCDというかなり違ったものだと思うのですが,2つのグラフとも新しく発売されたものの普及の仕方が同じなのにびっくりしました。

 

● 社会の科学を学んだから・・?     伊藤穂澄(三重)……

 私が仮説実験授業の会や授業書で学んだことの一番大きなものは「正義は怖い」ということ。仮説実験授業研究会と出会うまでは,「正義はすばらしい」と思っていたし,「正義の人がやればいい結果がでる」と思っていました。

<トルクと重心>の授業をして思ったこと  伊藤穂澄(三重)……

そこで,「ここは気をつけた方がいいなあ」とか「ここはうまくいったな」など授業をしながら思ったことなどを少し書いてみようと思いました。

 

教室の民主主義を実現するために   竹田美紀子(愛知)・・…

板倉先生の言われたのは,政治上での話であることは承知の上で,でもこの話を,教室の民主主義に当てはめて考えると,今まで見えなかったことが見えてくるようなこともありはしないかと,今,この文章を書こうとしています。

 

社会の科学を学ぶということ      竹田美紀子(愛知)・・…

 話はそれなりに聞けるようになって,10年前に比べたら,はるかに社会の科学について学んだと思える。それは,もちろん知識も増したのだけど,単に知識が増した・・・というだけでないものを学んだと思える。

 

あとがき                    ………………中山みどり

 

 

***目次担当者からの一言***

                             伊藤穂澄

今月は久しぶりの名古屋西サークルに参加しました,それだけでもうれしいのに,なんと伊藤善朗さん初めて西サークルに参加されるとういうのです。私は善朗さんが板倉賞を受賞されたのも知っていますし,仮説の会でもコンサートを開いてみえたのも知っています。でも,ほとんどお話をしたことも歌も聞いたこともなかったのです。         私が仮説にどんどんはまりこんでいったころ,善朗さんは仮説の世界から遠ざかっていきました。くわしいことはわかりませんが,その善朗さんがまた復活。そのきっかけとしていろんなサークルへ参加してみえるとのこと。

サークルはもちろん楽しかったし,善朗さんも参加しての授業書体験もまた楽しかったです。これからも,善朗さんのいろんな話が聞きたいなあと思った私です。

 

それから,次の日は「社会の科学・集中研究大会」へ参加。目的は板倉先生のお話を聞くことと,今話題のアメリカのテロについての何か基本的なことを知りたいということ。その2つの目的が達成されたことは,この『仮説とともに10』を見ていただければわかると思います。社会の科学にたくさん出されていた資料は,あまりに基礎知識のない私には難しすぎてわからないものも多かったけど,でもでも,「社会の科学」を学ぶ大切さを感じました。せっかく仮説実験授業と出会えたのだから,わからないなりにも社会の科学も学んでいきたいです。

 

                        2001.10.14