板倉聖宣講演集
21世紀の教育


         
       も    く    じ

★「たのしい授業の役割と教育改革」    1999.10.23 
    四条畷学園小学校             板倉聖宣(原田研一・編集)…… 

   まず,科学の法則がきちんと分かる教育です。きちんと分かれば,「これがどういう意味で役立つの   か?」と特別に言わなくても分かります。それに仮説実験授業で,たのしい授業になるための条件の   一つには読物があることです。

 

「21世紀に向けての教師論」      1999.10.24 
     四条畷学園小学校         板倉聖宣(原田研一・編集)……

  実は,「21世紀の教師論」というのは「仮説実験授業の教師論」なのです。「仮説実験授業の教師  論」というのは,もうすでに1963年から始まっていて,今のところまだ異常な教師集団ですが,本当  はそうではなくてそれが正常な教師集団なのです。おそらく教育研究費に一番お金をかけているのが仮  説実験授業の教師集団です。

 

 「これからの学校教育と基礎・基本」   2000.11.18 

高槻市立城南中学校          板倉聖宣(原田研一・編集)……     
    本当に私たちが教えるに値すると思う基礎・基本は,感動的に教えられないことはないと  思うのです。「子どもたちに感動的に教えられないことは基礎・基本であるはずがない」と  私は思います。


 「学内研究のあり方について」     2000.11.17 

高槻市摂津峡・山水館        板倉聖宣(原田研一・編集)……

ところが学校の校内研究会などの情報は,全然吟味されていません。ほとんど盗作であったり,ちょっとした思いつきで書いてあったりするのです。本当は教育の研究も吟味された研究でなければいけないのです。

なぜ間接民主主義の制度が大切なのか」  2000.5.13
        新潟・科学の碑記念会館        板倉聖宣(岸勇司・編集)……     

   専門家にとっては「民主主義の危険性」というのは「わざわざ言うまでもない当たり前の常識」だか   らです。みんな分かっているに違いないと考えているから,学校教育で扱わないのです。実際にはほ   とんどの人が分かっていないにもかかわらずです。

●「党派性を考える」            2000.2.5 
       上野シティホテルにて        板倉聖宣(竹田美紀子・編集)……


 
   この話は、三重県の伊賀上野市に来られた板倉さんを囲んで、三重県のあちこちから集   まった十数人を相手に、ナイター的に話されたお話です。質問がたくさん出ていますが、   主な質問者は三重県名張市の寺坂さん。寺坂さんのおかげで,ナイター的な話にもかかわ   らず,まとまりのなるものになりました。

●「板倉先生から伺った社会の話」      2000.2.5
       上野シティホテルにて        板倉聖宣(伊藤穂澄・編集)……
    
     社会の科学なんかは,ほんとに科学とは言えなくて,政治的な事情でいがみあって,勝手にで   っちあげて。仮説実験的な認識論がないから,やっと始まったんだね。そういう意味では社会の    科学は今後すごく変わっていく可能性があるけどね。